| 再び「特定保健指導はSC業界のビジネスチャンスになるのか!?」
今回もお読み頂きまして有り難うございます。
特定保健指導は、スイミングクラブ(=スクール)業界のビジネスチャンスになるのか!? 「日経MJ」4月9日(水)の記事によると、「今年3月の歩数計の販売数量が昨年3月と比べ55%増だったことが、調査会社GfKジャパン(東京・中野)の集計で分かった。
4月に始まった『特定健診・特定保健指導(メタボ健診)』を前にした消費者の健康意識の高まりが背景にあるようだ。通信機能付きなどの高機能の製品もあるが、売れ筋は3千円未満に集中している」とのこと。三菱UFJリサーチ&コンサルティングによると、「特定健診・特定保健指導の開始によって拡大が期待される市場には、業務のアウトソーシングのほかに、この制度とは関係なく自らが購入するセルフケア商品も含まれる。セルフケア市場には、食と運動の分野を中心にq健康食品や健康機器、フィットネスなどの既存の健康産業、wビール、コーヒーなどの低カロリーや低糖質の一般食品、e外食やヘルシーツーリズムなどの他業種との連携商品、rゲーム、書籍・DVDなどのヘルスケアコンテンツなど幅が広い。(中略)長期的には、新たに数千億円規模の市場が出現する可能性がある」そうです。
このように様々なヘルスケア商品やビジネスの創出が予想されますが、生活者の“メタボ健診”に対する意識を把握しておくことは、ヘルスケアビジネス戦略を構築していく上で極めて重要なことだと思います。
さて、今月は「健康に関する意識調査」について
やはり気になる「私はメタボ?」。健康への関心は、4月に向けてさらに高まる予感、とキリンビール(株)が、『健康』に関する意識について2月に行ったWeb調査で発表しています。
調査によると、1 全体の90%以上が「健康に気をかけていると回答しています。そのうち46%が最近、特に気を使うようになったと」としています。また、2 「自分がメタボ予備軍としている」と考えている人は全体で67%。しかし、実際のBMI値は肥満な人で16%でした。3 ダイエットのきっかけとしては、男性は「健康管理」を意識したものが多く、女性はおしゃれをしたいという「ファッション」を意識した回答が多くあります。4月からの特定健康診査・特定保健指導に関しては、既に70%近い人たちがその言葉を知っていますが、その意味まで知っている人は18%で、実際の浸透はこれからのようです。
読者の皆様は、この「キリンビール(株)の『健康』に関する意識についてのWeb調査」について、何か閃いた事はありましたか?
食事の欧米化(高脂肪摂取)と運動不足がメタボリックシンドロームの原因です。しかし、体型やメタボの割合、取り組んでいるダイエットの結果を見ても「からだを動かすことを望まない」現代人のライフスタイルが浮き彫りとなっています。
現代のダイエットのキーワードは、『楽』。これはダイエットのための行動が「日常生活に“楽”に取り入れやすく、継続しやすい」という意味と、「楽しさ」があるという2つの意味がありそうです。1 「楽に続く」は、例えば、「普段の食事を低カロリー食に置き換えるだけ」というのがマイクロダイエットに代表されるミールリプレイスメント(代替食)です。
また、4月に発売されたワコールのクロスウォーカーは、履いて歩くだけで筋肉が鍛えられてシェイプアップを可能にするという機能性の男性用下着です。松下電工のジョーバ(乗馬型フィットネス機器)も乗るだけで運動できるという商品です。
同時に、2 「楽しさがある」という点も重要となっています。例えば、ワコールの女性用下着ヒップウォーカーは、履いて歩くだけでシェイプアップするという商品ですが、Webサイトと連動して「1日/6千歩×週5日」履いて歩くことを目標にしています。それを実践できるようにする「すたすた部」というサービスを用意して、日記をつけるとマイルが貯まり、旅行券がもらえるだけでなく、日記をサボると励ましのメールが来る「愛のムチプログラム」というユニークなサービスまでも展開しています。
どうやら、特定保健指導についても、これらの2つの『楽』というキーワードを押さえることがポイントのようです。しかし、女性のダイエットの目標達成の為には、単に「体重が減る」だけでなく、「美をいかに配慮した商品か」を、同時に訴求することも重要なようですね。
このことから、ダイエットや特定保健指導は、単に数値改善だけを目的にした場合は長続きしないようです。改善後の姿が“見える化”できるような動機付けに配慮した商品や継続を支援するサービスが必要ではないでしょうか?!
?さて、さて…特定保健指導は、SC業界にとって大きなビジネスチャンスつながるのでしょうか?! プールでの特定保健指導、もうひと工夫、知恵を絞る必要がありそうですね?! ?なるほど、なるほど。最後までお読み頂きまして有り難うございました。読者の皆様に、何か良い“気づき”があれば幸いです。では、今月はこの辺で。
(有)アクアヘルスコミュニケーションズ
大方 孝
※キリンビール(株)の『健康』に関する調査結果はこちらへ
http://www.kirin.co.jp/company/news/2008/0303_01.html
その『健康』に関する調査結果は、
(1)対象:全国20歳以上の男女、有効回答数:3,844名
(2)方法:インターネット調査
(3)期間:2008年2月12日〜14日
(1) 健康を気にかけていますか?(単一回答)
(2) 自分はメタボまたはメタボ予備軍だと思いますか?(単一回答)

(3)自分の体型についてどう思いますか?(単一回答)
(4)現在のBMI(ボディ・マス・インデックス)値は?(単一回答)
(5)太った原因は何だと思いますか?(複数回答)

(6)ダイエットをした経験はありますか?(単一回答)
(7)ダイエットしようと思ったきっかけはなんですか?(複数回答)
(8)取り組んでいる(いた)ダイエットはなんですか?(複数回答)
(9)糖質オフやカロリーオフ商品を購入したことがありますか?(複数回答)
(10)特定健康診査・特定保健指導を知っていますか?(単一回答)
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